君たちはどう生きるか／吉野源三郎

ずいぶん話題になっていたので、ちょっとミーハーな気持ちで購入。８０年も前に書かれた本なのに古臭さを感じない。どころか大勢の人の心に響くのは他者との関わりについて誰しも心当たりがある内容だからなのかな。人を傷つけてしまって始めて分かる事もある。そんな時もきちんと自分と向き合って自分の愚かな部分をも受け入れてこそ見えてくる感覚。とっても大切なことを思い出させられる。これは人に勧めたくなる作品です！あらゆる経験を通して大人になっていく過程でコペルくんのおじさんやお母さんのような温かく見守る存在がいるって大きいよなぁ。そういう大人に私もなりたい。